賞与の月数と金額の計算

基本給と支給月数から賞与の金額を計算します。逆に、金額から「何か月分」にあたるかを求めることもできます。

標準賞与額の上限を見るために使います。各回が別の月に、同額で支給される前提で計算します。年4回以上の支給はこのツールの対象外です。

計算結果

賞与の金額(年間)
990,000円
入力した支給月数
4.5 か月分
2回に分けた場合
各 495,000円 各回が別の月に支給される前提
標準賞与額(1か月あたり)
495,000円 その月に受けた賞与額から1,000円未満を切り捨てた額
この計算の前提
年2回・各回が別の月・各回同額 同じ月に2回以上支給される場合と年4回以上の支給は対象外です
厚生年金の上限(1か月あたり150万円)まで
1,005,000円
健康保険の上限(年度の累計573万円)まで
4,740,000円 この賞与だけの累計は 990,000円。年度は4月1日から翌年3月31日
賞与込みの年収の目安
3,630,000円 基本給のみで計算。諸手当は含みません
  • 賞与からも社会保険料と所得税が控除されます。上記は額面です。
  • 標準賞与額は2回が**別の月に**同額で支給される前提で計算しています。同じ月に2回以上支給される場合、その月の合計額から標準賞与額を決めるため(健康保険法45条、厚生年金保険法24条の4)、この結果は当てはまりません。

入力した内容はお使いのブラウザの中だけで計算されます。当サイトが計算のために 入力内容をサーバーへ送信することも、保存することもありません。

なお、このページは広告配信サービス(Google AdSense)とアクセス解析ツール(Google アナリティクス 4)のスクリプトを読み込んでいます。 入力欄の中身をそこへ渡す作りにはしていませんが、第三者のスクリプトが動くページではあります。 取り扱いが厳しく決められている情報は、社内の規程に照らしてご判断ください。 Cookie の扱いはプライバシーポリシーに書いています。

このツールでできること

賞与について、次の2方向の計算ができます。

「◯か月分」の基準は基本給です

賞与の支給月数は、基本給を1か月分として数えます。 総支給額ではありません。ここを取り違えると見込み額が大きくずれます。

月給30万円のうち基本給が24万円で、残りが役職手当や住宅手当という人の場合、 「4か月分」の賞与は 24万円 × 4 = 96万円です。 30万円 × 4 = 120万円ではありません。差は24万円あります。

求人票に「賞与年2回(計4か月)」とあっても、 基本給がいくらなのかが分からなければ金額は確定しません。 面接で確認するなら、支給月数より先に基本給の額を聞くほうが実質的です。

表示される金額は額面です

賞与からも社会保険料と所得税が控除されます。 当サイトは手取りの金額も割合も表示しません。 引かれる額が、加入している保険者、扶養の人数、前月の給与額で変わるためです。

評価による変動があります

支給月数が規程で固定されている会社もありますが、 多くは会社の業績と個人の評価で変わります。 「4か月分」が標準で、評価によって3.5〜4.5か月の幅がある、という形が典型です。

前年の実績がそのまま続く保証はないため、 生活設計に組み込む場合は下限で見ておくのが安全です。 住宅ローンの審査でも、賞与は年収に含めて計算されるものの、 金融機関によっては割り引いて評価されることがあります。

賞与にも社会保険料と所得税がかかります

賞与は額面がそのまま手元に入るわけではありません。 健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料が引かれ、所得税も源泉徴収されます。

社会保険料は、実際の賞与額そのものではなく標準賞与額に対してかかります。 標準賞与額は、税引前の総支給額から1,000円未満を切り捨てた額です。 500,999円なら500,000円が標準賞与額になります。

上限の掛かり方が、健康保険と厚生年金で違います

ここが取り違えやすい箇所です。

上限何に対して
健康保険573万円年度の累計(4月1日〜翌年3月31日)
厚生年金保険150万円1か月あたり

健康保険は「1回あたり573万円」ではありません。 年度を通した合計に掛かります。 1回300万円の賞与を年2回受け取ると、累計600万円で上限を超えます。 1回ずつ見ていると超えたことに気づけません。

どちらも「その月に受けた賞与額」から標準賞与額を決めます。 条文の書き出しは健康保険法45条も厚生年金保険法24条の4も同じです。 どちらも「賞与を受けた月において、その月に当該被保険者が受けた賞与額に基づき」と続きます。 違うのは上限の掛かり方だけです。同じ月に2回以上支給されれば、合算した額から決めます。

上限を超えた部分に保険料はかかりません。

このツールが計算しない場合

このツールは支給月を受け取りません。 そのため次の前提で計算しています。

年1〜3回 / 各回が別の月に支給 / 各回が同額

この前提から外れる場合は対象外です。結果にも前提を表示しています。

場合扱い
同じ月に2回以上支給される対象外。 その月の合計から標準賞与額を決めるため、この結果は当てはまりません
年4回以上支給される対象外。 そもそも賞与にあたりません(下記)
回ごとに金額が違う対象外。 各回同額として計算しています

推測で計算はしません。 年4回以上を入力すると、理由を表示して計算を止めます。 当てはまる場合は、加入している保険者または勤務先にご確認ください。

年4回以上の支給はこのツールの対象外です

賞与は「三月を超える期間ごとに受けるもの」と定義されています (健康保険法3条6項、厚生年金保険法3条4号)。 年4回以上、つまり3か月以内の間隔で支給されるものは賞与にあたりません。 報酬として標準報酬月額の側で扱われるため、標準賞与額の上限を当てる対象ではありません。

このツールの支給回数は3回までにしてあります。

所得税は前月の給与額をもとにした税率で計算されるため、 毎月の給与とは違う率が使われます。

引かれる割合は、加入している保険者の料率、扶養の人数、前月の給与額で変わります。 一律の割合では出せないため、当サイトでは手取りを表示しません。 ご自身の金額は、賞与明細の控除欄と差引支給額でご確認ください。

年収に直して考える

賞与を含めた年収は、次のように求めます。

月給の年間合計に、基本給 × 支給月数を足した額です。 月給30万円・基本給24万円・賞与4か月なら、 360万円 + 96万円 = 456万円になります。

昇給が基本給に対して行われる会社では、 昇給は賞与にも波及します。基本給が8千円上がれば、 4か月分の賞与は3万2千円増えます。 この波及も含めた影響は昇給額・昇給率の計算で確認できます。

求人票の「賞与4か月」を金額に直す

何か月分という書き方は、基本給が分からないかぎり金額になりません。 転職先と現職を並べるとき、昇給が賞与にいくら波及するかを見たいとき、 年間の収入見込みから返済や貯蓄の計画を立てるときも、先にこの換算が要ります。

よくある質問

「4.5か月分」とはどういう意味ですか。
基本給の4.5倍が年間の賞与額という意味です。基本給22万円なら年間99万円で、夏冬2回に分けると各49.5万円になります。
賞与からも社会保険料は引かれますか。
引かれます。健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料、および所得税が控除されます。保険料は実際の賞与額ではなく、1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に対してかかります。標準賞与額は、**その月に受けた賞与額**から1,000円未満を切り捨てて決めます(健康保険法45条、厚生年金保険法24条の4)。「1回あたり」ではないため、同じ月に2回支給されれば合算して決めます。上限は、健康保険が年度(4月1日〜翌年3月31日)の累計573万円、厚生年金保険がその月の標準賞与額に150万円です。表示される金額は額面です。

計算の根拠

このツールが計算に使っている法令の数値と、その原典を最後に確認した日です。 期限を過ぎたものは公開前の検査で分かるようにしてあります。

条文と資料の原典はこちらです。

法令の条文そのものを載せているのではなく、計算に必要な部分を実装しています。 個別の事情への当てはめは、労働基準監督署または社会保険労務士へご確認ください。

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